■ハードコンタクトレンズは・・・
ハードコンタクトレンズは、角膜より小さい直径8〜9ミリのレンズを角膜の前で涙に浮かべるようにして装着させ、まばたきや目の動きによってレンズを動かします。
ハードレンズはソフトレンズよりも視力矯正効果がよく、取り扱いが楽なこともあり、装用感さえよければ酸素透過性ハードレンズがこれからの主役になるのではないかと、私は考えています。何しろ光学的に安定していますから、屈折矯正には最適な上、手入れさえよければ長持ちします。
■ソフトコンタクトレンズは・・・
次にソフトコンタクトレンズですが、これは何と言っても軟らかく水を多く含んでいるため、装用感が良いのが魅力です。
しかし、ソフトレンズの最大の欠点は汚れやすいことです。目やにや涙からの蛋白がレンズにつきやすく、時にはカビが繁殖したりするのです。それだけに、毎日の消毒と洗浄が大切で、ハードレンズを扱うよりもより几帳面さが求められるでしょう。
■酸素透過性コンタクトレンズは・・・
最近は水を70%以上含ませ、さらにレンズを薄くしてはめっぱなしにするレンズが作られています。特に、お年よりなどレンズ着脱が不自由な人にもってこいと言えるでしょう。これを「連続装用レンズ」と言います。
角膜に対して随分やさしく、光学的にもソフトレンズよりも優れているという利点を持っています。
ただ強度に難点があるということが挙げられます。レンズの破損をおこしやすいので、その取扱いは慎重にする必要があります。また、酸素透過性が高いということは反対に細菌なども取り込みやすいので、汚染防止のための消毒や洗浄は念入りにしなければなりません。
■ディスポーサブルコンタクトレンズは・・・
先ほども説明したように、ディスポーザブルコンタクトレンズ(使い捨てレンズ)には今のところソフトレンズだけが商品化されています。ソフトレンズの短所であった、レンズが汚れやすく、そしてレンズケアが煩雑な点を補うため、古いレンズを使い捨てて、新しいコンタクトレンズに定期的に交換するようにしたものが、ディスポーザブルコンタクトレンズです。
今は、一週間連続装用の後捨てるタイプと、毎日使い捨てるタイプのものがあります。頻回交換レンズとして二週間消毒をしながら終日装用を続け、その後使い捨てるものもあります。
では、次にコンタクトレンズの処方や取扱いについてみてみましょう。
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