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■コンタクトレンズとメガネの違いから

物を見るとき、網膜の中心にピントが合わず像がぼやけて見える場合、屈折異常(近視や遠視・乱視のことを言います)がまず考えられます。

この屈折異常をなおすために、古くからメガネが用いられてきましたが、眼科医療の発達により小さなレンズを目の角膜の表面にかぶせることによる屈折異常の矯正ができるようになりました。

そこで、コンタクトレンズとメガネの違いを述べますと、根本的にはメガネはレンズが目の12ミリ前にあり、コンタクトレンズはレンズを目に密着させるというところにあります。

屈折異常は、目そのもののレンズ作用に異常があるため、目とレンズが離れていては矯正がどうしても不十分になってしまいます。屈折異常を正視に直すのなら、目そのものを直すのが理想で、その点ではコンタクトレンズは角膜に密着させるので、ほぼ理想に近い矯正効果を得ることができます。



■コンタクトレンズの種類

コンタクトレンズには大きく分けて、ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズがあります。そして、ハードレンズは標準的なレンズと、酸素が透過しやすいレンズに分けられます。また、ソフトレンズは軟らかく水を含んで(38〜70%)いるため装用感が良いため、最近特に普及してきました。また、最近はディスポーザブルコンタクトレンズと言い、いわゆる使い捨てレンズが普及してきました。今のところソフトタイプのレンズだけが商品化されています。

これらのレンズの特徴を比較したものが次に示す表です。全般的に、視力矯正効果はハードレンズがソフトレンズよりも優れ、装用感はソフトレンズがハードレンズより優れています。一方、角膜への影響は酸素透過性レンズが最も少なく、レンズの汚れと保管のわずらわしさではソフトレンズが一番厄介です。


では、次にそれぞれのレンズの特徴をみていきましょう。

 
 
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